
そろそろ新学期/新年度が近づいてきたね



もう、3月末だものね。
心機一転、新鮮な季節だね。



でも実はどの国も3月/4月が区切りと言うわけではないんだ



え!?そうなの?



いくつかの国について纏めてみたよ
会計年度 | 学校年度 | |
---|---|---|
日本 | 4月 – 3月制 | 4月 – 3月制 |
アメリカ | 10月 – 9月制 | 9月 – 8月制 |
フランス | 1月 – 12月制 | 9月 – 8月制 |
ドイツ | 1月 – 12月制 | 9月 – 8月制 |
イギリス | 4月 – 3月制 | 9月 – 8月制 |
中華人民共和国 | 1月 – 12月制 | 9月 – 8月制 |
韓国 | 1月 – 12月制 | 3月-2月制 |
オーストラリア | 7月 – 6月制 | 1月下旬-1月中旬 |
インド | 4月 – 3月制 | 4月 – 3月制 |



会計年度と学校年度が一致している国って少ないんだね。



そうだね、日本の場合は意図的に学校年度をあわせたんだ。



日本で初めて会計年度が定められたのは1869年(明治2年)といわれているよ。そのときから4月 – 3月制。これは、当時の日本は農業国で、米を現金に換えて納税できるタイミングと予算編成の時間を考慮したからといわれているよ。



米は秋に収穫されるので、1月区切りの新年度は時間的余裕がなさすぎるということだね。



一方で、学校年度は当初はは9月 – 8月制。明治になって西洋式の教育制度が導入された一斉入学が採られるようになったたものの、ドイツやイギリスの教育制度を参考にしたため。



しかし、資金調達のために「会計年度」に合わせたほうがメリットが大きいこと、軍隊の士官学校の入学時期が4月で「優秀な若者が陸軍に先取りされてしまうかもしれない」との焦りから、だんだんと4月 – 3月制が選択されるようになり、大正時代の頃には4月 – 3月制が一般的になりました。



なるほどー



余談だけれども、グローバル化で「留学」をする人も多くなっているよね。留学準備にあたっては、留学先の学校年度も注意してみてね。
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